晴天となった先週末、義烏(ぎう)市に住む女性・陳氏は姉と3人の子どもと一緒に登山に出掛けた。一行は朝の早い時間帯から山を登り始めたが、同日午後1時ごろ(現地時間)、子どものうちの1人、7歳の男児の唇が急に白くなり、座り込んで嘔吐するなど熱中症の症状が見られた。
通報を受けレスキュー隊が出動し、6人の隊員が交代で男児を背負い、3時間かけて下山した。男児は病院で治療を受け、症状は緩和されたという。
浙江省気象庁は「先週末、気温がぐんと上がった」と明かした。4日の同省の最高気温は沿海側の地域で15度~18度、その他の地域では19度~22度だった。今週も気温上昇が続き、10日の最高気温は29度に達する見通しだ。
同気象庁の専門家は「3月初旬からこのように連続して最高気温が20度を超える日が続くのは、異例的だ」と話した。
消防当局は、気温が上がっているので、登山をする際には熱中症対策をしっかりと行うよう注意喚起した。
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