2015年に世界文化遺産に登録された、長崎市の端島(はしま)炭鉱(通称・軍艦島)を含む「明治日本の産業革命遺産」をめぐり、日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会に保全状況報告書を提出していたことが分かった。ユネスコは昨年7月、戦時徴用された朝鮮半島出身者に関する日本政府の説明が不十分だとする決議案を採択。世界遺産委員会は、日本側が「(軍艦島における労働での)犠牲者たちを記憶にとどめる対応措置を取る」として2020年に東京に開設した産業遺産情報センターの展示を念頭に改善を求め、今年12月1日までに進捗(しんちょく)状況を報告するよう求めていた。今回の報告書の提出はこの求めに対応したもの。
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