韓国警察庁は、2021年4月に施行した改正道路交通法施行規則「安全速度5030政策」を見直し、都市部において自動車の制限速度を一部引き上げると発表した。歩行者中心の交通文化を作ろうとの趣旨で導入された政策で、交通事故による死者が減るなど一定の成果があったが、ユン・ソギョル(尹錫悦)政権はかねてからこの政策を緩和する考えを示していた。韓国における交通事故死者数は減少してはいるものの、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均を上回っているだけに、政策の緩和で再び交通事故死者数が増加に転じるようなことにならないか懸念される。
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