東京電力福島第一原発の処理水海洋放出計画をめぐり、韓国政府は今月7日、独自の検証結果を公表した。計画は「国際原子力機関(IAEA)などの国際基準委合致することを確認した」とし、海洋放出に一定の理解を示した。一方、野党はこれまで一貫して海洋放出に反対しており、最大野党「共に民主党」は6日夜から7日には、韓国国会の本会議場前で座り込みを行った。同党はIAEAが4日に公表し、「放出に対する日本の取り組みは国際的な安全基準に合致している」と結論づけた包括報告書についても「不十分な検証結果に基づき、中身がない」と批判。国際機関の判断をも受け入れない姿勢には非難の声が上がっている。野党のこの問題に対する一連の行動からは、放出計画への反発が果たして国益を考えてのことなのか、政争の具に用いているだけではないのかという疑問も湧く。
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