<W解説>韓国で関心が高まる「メガシティ構想」は実現するのか?「政治ショー」との批判も
<W解説>韓国で関心が高まる「メガシティ構想」は実現するのか?「政治ショー」との批判も
韓国の与党「国民の力」が、ソウル市に隣接するキョンギド(京畿道)・キンポ(金浦)市をソウル市に編入するための特別法案を国会に提出する方針を明らかにし、関心が高まっている。最終的には金浦市のほか、ハナム(河南)市やクリ(九里)市、クァンミョン(光明)市などもソウルに編入して、「メガシティソウル」をつくるという構想だ。市民からは公共施設の拡充などの観点から期待の声が上がっている。一方、国土の均衡発展も考慮しながら、今後、ソウルをどのように発展させていくのか、構想が明確でない中での編入推進は性急との批判も出ている。また、金浦がソウルに編入されれば、ソウルが北朝鮮と接する軍事境界線の隣接地域になるため、首都防衛計画に混乱が生じかねないとの指摘も出ている。また、最大野党「共に民主党」は、来年の総選挙に向けて支持拡大を狙った無責任な人気取りだと強く批判している。
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