<W解説>ビラ散布に反発した北朝鮮が今度は「汚物風船」を韓国に=南北の緊張高める導火線に懸念
<W解説>ビラ散布に反発した北朝鮮が今度は「汚物風船」を韓国に=南北の緊張高める導火線に懸念
北朝鮮が飛ばしたとみられる汚物などをぶら下げた風船が、韓国・ソウル近郊のキョンギド(京畿道)や北東部のカンウォンド(江原道)など、北朝鮮に近い地域で相次いで見つかった。韓国の聯合ニュースが韓国軍合同参謀本部の発表として伝えたところによると、29日午後4時時点で約260個が見つかったという。今月上旬に脱北者団体が韓国から北朝鮮に向けてキム・ジョンウン(金正恩)体制を批判するビラを飛ばしたことへの対抗措置とみられている。北朝鮮は従来から脱北者団体によるビラ散布に強く反発しており、これまでもビラは南北関係の悪化・決裂に至る導火線になってきた。2020年には、ビラ散布に反発した北朝鮮が南北共同連絡事務所を爆破する事態にも発展した。北朝鮮は「ビラなどの心理謀略戦は大韓民国の終末の起爆剤になる」と警告したこともあり、今後の動きを注視する必要がありそうだ。
Copyrights(C)wowkorea.jp 5