<W解説>海外の事情を知れば脱北に向かうのは必然?北朝鮮の「エリート層」の亡命相次ぐ
<W解説>海外の事情を知れば脱北に向かうのは必然?北朝鮮の「エリート層」の亡命相次ぐ
キューバに駐在していた北朝鮮の外交官が、昨年11月、韓国に亡命していたことがわかった。今月16日、韓国メディアが報じた。「キューバ通」として知られたリ・イルギュ氏で、在キューバ北朝鮮大使館で参事官を務めていた。北朝鮮外交官が亡命するのは、公式に確認されている限りでは2012年に北朝鮮がキム・ジョンウン(金正恩)体制となってからリ氏が4人目。2016年8月には、在英北朝鮮大使館のナンバー2の公使を務めていたテ・ヨンホ氏が脱北して韓国行きを選択。当時の韓国メディアは驚きを持ってこれを伝えた。その後、2019年7月に駐イタリア大使代理、同年9月に駐クウェート大使代理が韓国に亡命した。韓国の聯合ニュースは、エリート外交官の脱北が相次いでいると指摘。「金正恩体制に嫌気がさしたエリート層がそれだけ増えている兆候だという見方が出ている」と伝えた。
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