<W解説>浮島丸事件、日本政府が乗船者名簿の一部を韓国政府に提供=折しも岸田首相訪韓の前日に
<W解説>浮島丸事件、日本政府が乗船者名簿の一部を韓国政府に提供=折しも岸田首相訪韓の前日に
太平洋戦争終戦直後の1945年8月24日に京都の舞鶴湾で起きた浮島丸事件をめぐり、厚生労働省は今月5日、一部の乗船者に関連する名簿を韓国政府に提供した。浮島丸は舞鶴湾で爆発・沈没、乗っていた多数の朝鮮半島出身労働者らが犠牲になった。日本政府は長年、乗船者名簿の存在を認めてこなかったが、今年になって日本のジャーナリストの情報公開請求に、複数の名簿を開示していた。韓国外交部(外務省に相当)は「名簿には犠牲者の方々の個人情報が多数含まれている」とし、「国内の法令により、情報を閲覧または提供される権利がある人に提供する予定」としている。聯合ニュースは「岸田文雄首相の訪韓を翌日(6日)に控えて資料を提供したのは、最近の韓日関係改善の流れの成果との見方も出ている」と解説した一方、「日本側が資料を事実上隠蔽(いんぺい)してきたとの指摘は免れないとみられる」と指摘した。
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