韓国・ソウルの繁華街、イテウォン(梨泰院)で起きた雑踏事故から明日29日で2年を迎える。これを前に、事故現場では26日、遺族らが集まり、犠牲者を追悼した。事故をめぐっては、警察や行政の不手際が問題となり、地元警察署長や区長、ソウル警察庁長官らが起訴された。先月から今月にかけて判決公判があり、ソウル西部地裁は署長に実刑判決を言い渡した一方、ヨンサン(竜山)区長、長官らには無罪を言い渡した。反発した遺族たちは「私たちは誰を信じて、国民は誰を信じて生きれば命が守れるのか」と訴えている。また、遺族たちは同事故のこれまでの捜査・裁判は刑事処罰中心で、個人に対する刑事裁判ではきちんとした真相解明はできないとして、今月2日、「10・29梨泰院惨事真相究明と再発防止のための特別調査委員会」に更なる真相究明を求める要望書を提出した。
Copyrights(C)wowkorea.jp 5