<W解説>出頭要請を2度拒否した韓国・尹大統領＝強制的な身柄確保の可能性はあるのか？

韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）大統領による「非常戒厳」の宣布をめぐり、内乱などの容疑で捜査している合同捜査本部は、尹氏に対し、25日午前10時の出頭を要請していたが、尹氏はこれに応じなかった。前日、尹氏の弁護団結成に関与するソク・ドンヒョン弁護士は記者団に対し、「出頭するには難しいのではないかとみている」と話していた。尹氏が要請を拒否したのは18日に続き2回目。野党からは「捜査を拒否し、遅延させている」と批判の声が上がっている。聯合ニュースは「高位公職者犯罪捜査処（公捜処）は3度目の出頭要請をするか逮捕状を請求するかを早ければ26日に決める方針だ」と伝えている。非常戒厳に関わったとみられている前国防相や軍の司令官らが相次いで逮捕される中、尹氏にも捜査の手が伸びるのか注目される。