<W解説>専門家が被害拡大の要因と指摘する滑走路外の構造物=韓国旅客機事故
<W解説>専門家が被害拡大の要因と指摘する滑走路外の構造物=韓国旅客機事故
韓国南西部のムアン(務安)空港で乗客乗員179人が死亡した旅客機事故をめぐり、海外の航空専門家らは、機体が滑走路先に設置されたコンクリート製の構造物に衝突したことが被害を増大させた要因との見方を示している。この構造物は旅客機を滑走路に誘導するアンテナの一種、ローカライザーを支えるために設置されていた。しかし、韓国の公共放送KBSが伝えたところによると、ローカライザーの下部が硬いコンクリート構造になっているのは珍しいという。事故機はこの構造物に衝突した直後に炎上した。搭乗者181人中、生存者はわずか2人で、韓国で発生した旅客機事故で最大の被害をもたらした。英国のニュース番組に出演した航空専門家は「滑走路から200メートル離れた場所に強固な構造物が存在するなど、これまで見たことがない」とし、「本来ならこうした強固な構造物はあってはならない位置だ」と指摘した。一方、国土交通部(部は省に相当)は先月31日、構造物の位置に問題はなかったとの認識を示した。
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