<W解説>対馬・観音寺から盗まれた仏像、今年、13年ぶりに韓国の寺から返還されるか?
<W解説>対馬・観音寺から盗まれた仏像、今年、13年ぶりに韓国の寺から返還されるか?
共同通信が先月27日に伝えたところによると、長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」をめぐり、所有権を主張してきた韓国のプソク(浮石)寺の住職が、同通信の取材に対し、今年5月以降の観音寺への返還に「協力する」と表明した。この仏像の所有権をめぐっては、韓国大法院(最高裁)が2023年10月、観音寺の所有権を認める判決を言い渡した。その後、返還に向けた動きはなかったが、浮石寺は昨年6月、この仏像の返還前に像の安寧を願う100日間の法要を行うことを条件に、日本への返還に反対しない考えを書簡で観音寺に伝えた。共同通信によると、法要を執り行う時期について、浮石寺のウォン・ウ(円牛)住職は取材に、最も早くて2月中旬~5月下旬に営まれるとの見通しを示した。共同は「観音寺側とは政界筋を介して5月前半の返還で調整しているとされるが、遅れる可能性がある」と指摘した。
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