<W解説>52日ぶりに大統領公邸に戻った韓国・尹大統領=釈放が与えうる影響は?
<W解説>52日ぶりに大統領公邸に戻った韓国・尹大統領=釈放が与えうる影響は?
昨年12月に「非常戒厳」を宣言し、今年1月に内乱罪で逮捕・起訴された韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が今月8日午後、釈放された。検察が、裁判所の勾留取り消しの判断に抗告しない方針を決めたことを受けた措置。尹氏は拘置所前に集まった多くの支持者らに手を振るなどして応えた後、車に乗り込んだ。身柄を拘束されてから52日ぶりにソウル・ヨンサン(竜山)の大統領公邸に戻った。尹氏の勾留をめぐって、尹氏の弁護団は「検察が起訴した時点で既に勾留期限が過ぎていた」などと主張。拘束は不当だとして取り消しを求めており、裁判所がこれを認めた形だ。また、弁護団は、捜査を手がけた高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)には内乱罪の捜査権がないとも主張してきた。裁判所による勾留取り消しの決定に、韓国紙の東亜日報は、「検察は、追加捜査しようとして時間が過ぎて拘束取り消しを招き、高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)は内乱罪の捜査権があるかどうか不明な状態で無理に事件を引き継ぎ、問題を大きくしたとの指摘が出ている」と伝えた。
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