「時和年豊」選定について説明する朱豪英報道官=30日、ソウル(聯合)
「時和年豊」選定について説明する朱豪英報道官=30日、ソウル(聯合)
李明博(イ・ミョンバク)次期大統領当選者は30日、新政権が発足する来年を象徴する四字成語として、「国が太平で、毎年豊年となる」を意味する「時和年豊」を選んだ。李当選者の報道官を務める朱豪英(チュ・ホヨン)氏が大統領職引継委員会の会見で明らかにした。
 「時和年豊」という言葉は、朝鮮王朝時代の王室儀礼を記録した「朝鮮王朝実録」にも何度も登場する。王が即位するたびに新年の御前会議で国政の理想として掲げられ、「和合の時代を開き、経済が毎年成長する」という意味に解釈される。王朝実録の中宗45巻には、ある学者が王に赦免令を頻繁に出さないよう忠言する際、そうすることで「朝廷に過ちが無く民衆に恨みが無ければ、時和年豊となり、災害がおのずとなくなる」と述べたという記録が残っている。

 朱報道官は、「大統領選を通じ確認できた時代精神は、経済を生き返らせることと社会の統合」とし、李当選者は任期が始まる来年からこの2つの課題を国政の最優先に置き、国が太平で豊年となる国民成功時代を作るという意志を示したと説明した。


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