サムスン物産が日本のステンレス専門製造・加工会社、明道メタルの株式を100%取得し傘下に収めたと、24日の公示を通じ明らかにした。
　サムスン物産によると、明道メタルは1966年から自動車や医療機器、情報技術（IT）製品用の部品素材に用いられるステンレス精密材を生産してきたメーカーで、年産量は5万トン程度。買収によりサムスン物産は、ステンレス精密材の生産拠点と明道メタルが長年培ってきた加工技術を確保することになる。明道メタルの日本国内営業網を足がかりにした、貿易拡大効果も期待している。

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