防疫作業が続けられている養鶏農家=3日、金堤(聯合)
防疫作業が続けられている養鶏農家=3日、金堤(聯合)
【ソウル4日聯合】全羅北道金堤市の養鶏農家で2日に見つかった鳥インフルエンザの疑い例について、農林水産食品部は3日、精密検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザと確認したと明らかにした。国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したのは13か月ぶり。
 このため同部は、養鶏農家を含め半径500メートル内にある7つの養鶏場で30万8000羽を殺処分し、保管されていた卵もすべて廃棄する方針だ。養鶏農家には移動制限措置が取られ、危険地域(半径3キロメートル)内で生産する卵もすべて廃棄処分となる。すでに全州一帯の8業者に供給された卵についても回収・廃棄する。

 農林水産食品部は、高病原性の鳥インフルエンザに感染したニワトリやカモは産卵がとまるため、汚染された卵が流通する可能性は希薄だとしているが、殻に汚染物質が付着している可能性も懸念されるため、徹底した回収と廃棄を行うと説明している。

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