ドナヒュー会頭と握手を交わす李大統領=14日、ソウル(聯合ニュース)
ドナヒュー会頭と握手を交わす李大統領=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は14日、両国議会で批准が遅延している韓米自由貿易協定(FTA)について「両国が多く対話すれば解決できる」との考えを示した。訪韓している米商工会議所のドナヒュー会頭らと青瓦台(大統領府)で会談した席で述べたもの。同席した金恩慧(キム・ウンヘ)副報道官が伝えた。
 李大統領は、韓米FTAは雇用を減らすものではなく、むしろ両国の雇用を増やす相乗効果を生むものだと強調した。そうした面で相反するものではないということを労組に理解してもらいたいと指摘した。

 また、米国自動車業界の経営難について触れ、米政府の支援過程を見てきたが、ゼネラルモーターズ(GM)やクライスラーなど米自動車メーカーの再生は韓国の景気と韓国自動車業界の助けにもなると考えると述べた。特に今後、電気自動車やハイブリッドカーなど低炭素自動車技術開発で韓国と米国が協力すればかなりの競争力を備えることができると強調し、韓国政府は積極的にこの分野に投資を行っていると説明した。

 これに対し、ドナヒュー会頭は「韓米FTAは必ず批准しなければならず、そうなるとみている」と強く述べ、韓米FTAは米国政府にとって最も重要な交渉のひとつだと評価した。韓米両国のためであり他国にとってもモデルとなるもので、議会と財界に継続してFTA批准の必要性を強調していると伝えた。

 またドナヒュー会頭は、国際社会は李大統領の最近の言及と政策に注目しているとし「経済人出身で自由貿易主義の原則と多くの危機克服案を知る点を尊敬する」と述べた。

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