懇談会で経済団体トップらとあいさつを交わすドナヒュー会頭=15日、ソウル(聯合ニュース)
懇談会で経済団体トップらとあいさつを交わすドナヒュー会頭=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル15日聯合ニュース】オバマ米新政権の発足を前に韓米自由貿易協定(FTA)の再交渉問題が浮上していることと関連し、訪韓中の米商工会議所のドナヒュー会頭は15日「すでに交渉は終わっており、韓米両国はサインを交わした」とし、再交渉はないとの見方を示した。
 FTA民間対策委員会と駐韓米国商工会議所(AMCHAM)共同主催の歓迎昼食懇談会で述べたもの。韓米FTAは韓米両国関係を発展させる歴史的な出来事になるだけに、両国議会は迅速に批准すべきだと強調した。ただ、他国とのFTA交渉と同様に韓米FTA協定でも「追加協議」を通じ、両国間に残る微細な事項について調整することは可能だとした。

 米次期政権の国務長官に内定したクリントン上院議員が韓米FTAの再交渉を主張したとするメディア報道については、関係者に自ら電話をかけ確認したところ、クリントン議員は追加協議で自動車や課税標準などいくつかの争点を解決すべきだと述べたもので、全面的な再交渉を求めたわけではないと説明した。

 また、これまで米国議会は米国政府が締結したFTAを拒否し批准しなかったことがないと指摘し、韓米FTA協定も「批准を延期せず通過させるものと確信している」と述べた。

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