君島教授(左端)=(聯合ニュース)
君島教授(左端)=(聯合ニュース)
【ソウル2日聯合ニュース】ソウル大学は2日、日本・東京学芸大学の君島和彦教授を歴史教育学科の正教授に任用すると明らかにした。新学期が始まる来月から定年を迎える来年8月まで同大学で講義することになる。
 君島教授は昨年7月、日本が中学校の新学習指導要領解説書で独島の領有権を主張したことに対し、朝日新聞に批判コラムを寄稿するなど進歩性向の知韓派歴史学者として知られる。30年以上にわたり東京学芸大学の講壇に立ち、「教科書の思想 日本と韓国の近現代史」などの著書や論文を発表した。歴史科学協議会の月刊誌「歴史評論」編集長、歴史教育者協議会副委員長なども歴任した。

 ソウル大学師範大学のソン・ジンウン教務部学長は、君島教授が東アジア近代史で有名な学者として優れた業績を残しており、関心分野が韓国と緊密に関連があるため、学生にすばらしい研究指導を行い視野も広めてくれるものと期待していると述べた。

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