【ソウル24日聯合ニュース】北朝鮮が23日午後、黄海上の北方限界線(NLL)に近い仁川・延坪島とその近海に向け、2回にわたり計170発余りの砲撃を加え、うち80発余りが延坪島に、90発余りが付近の海上に着弾したことが明らかになった。国防部が24日、国会国防委員会への業務報告で明らかにした。韓国軍は自走砲「K-9」で、敵の砲陣地2か所に計80発応射した。
砲撃の背景には、NLLを紛争水域に変え安保への不安をあおると同時に、金正恩(ジョンウン)氏の指導力を誇示することで統制力を強化する狙いがあると、軍当局はみている。
事件により、韓国の軍人2人の死亡が確認されたほか、軍人や民間人にも負傷者が出た。
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