【ソウル24日聯合ニュース】北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃事件を受け、大韓赤十字社の対北朝鮮水害支援が暫定的に中断される。
 統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官は24日、水害で被害を受けた北朝鮮・新義州への支援物資輸送を中断するとし、民間団体による支援物資も輸送を止めるよう、各団体に通知したと明らかにした。現在、セメント3700トンと5億8000万ウォン(約4221万円)相当の医薬品が、中朝国境の街・丹東で北朝鮮への輸送を待っている。
 乳幼児など弱者層への支援は、北朝鮮による韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受け、政府が5月24日に訪朝と物資支援を禁止して以降も、個別に承認してきたが、同じく輸送を中断する。今後の状況を見守り、方針を決めることになる。
 大韓赤十字社は、北朝鮮の新義州で7月に発生した水害を受け、北朝鮮の要請を一部受け入れ、9月にコメ5000トン、セメント1万トン、カップめん300万個、医薬品の支援を決定した。これまでカップめん300万個、コメ5000トン、セメント3000トンの輸送が完了している。

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