国会国防委員会会議で状況を報告する金長官=24日、ソウル(聯合ニュース)
国会国防委員会会議で状況を報告する金長官=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル24日聯合ニュース】国防部の金泰栄(キム・テヨン)長官は24日、北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃事件を受け緊急で開かれた国会国防委員会会議で、延坪島に6門が設置されている自走砲「K-9」を増強する考えを示した。島に配置された戦車は攻撃用で、過去は北朝鮮の上陸リスクを考慮していたが、今は砲撃のリスクがあるとし、検討を踏まえ補強すると明らかにした。
 また、島内にある105ミリ曲射砲も射程距離が短いため、150ミリ自走砲に変えるとした。
 北朝鮮による2度目の砲撃は明らかな戦争行為であり、「F-15」戦闘機で爆撃すべきだったとするハンナラ党議員の指摘には、「交戦規則には敵の射撃に対等な武器体系を用い、2倍(の力)で対応するようになっている。今後は規則を修正・補完し、強く(対応)できるようにする」と述べた。
 一方、李明博(イ・ミョンバク)大統領も首席秘書官会議で、北朝鮮の局地挑発にさらに積極的に対応するため、交戦守則を修正すべきかどうか検討するよう指示した。

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