「Block.B」
「Block.B」
タイのインターネットメディアとのインタビューで不誠実な態度をとったとし、問題になった韓国アイドルグループ「Block.B(ブロックビー)」。この問題がきっかけで、タイの同胞社会でも「K-POPブームを振り返る時間をもたなければならない」という声が高まっている。

Block B の最新ニュースまとめ

 今回の事態が、タイで反韓感情にまで広がる可能性は小さいが、世界各地に進出しているK-POPのスターらが「自省の機会」にしなければならないという指摘が出ている。

 タイ駐在韓国大使館の関係者は24日、「芸能事務所が所属グループを海外に送り出す際、ビジネスレベルで接近することが問題」とし、「K-POPスターらの行動1つ1つが国家イメージに影響を与える可能性があることを認識しなければならない」と強調した。

 同関係者は「韓流ブームの拡散のために政府も努力しているが、民間分野である芸能事務所を強制することはできない」とし、「国内外の大衆に多くの影響を与える芸能人が自分たちの立場を自覚し、自らを改めなければならない」と明らかにした。

 メディアやファンクラブなどが芸能人の問題に対して、度を超して扇情的に触れることが問題という主張も出てきている。

 「Block.B」は先月末、タイ現地のインターネットメディアのインタビューで、タイの大洪水に関して、「金銭的な補償で心を癒してほしい。持っているものはお金しかない」と述べ、続けて「いくら?」「7000ウォン」などと笑いながら答えたことで、非難を浴びた。

 実際に「Block.B」の問題もタイ国内のインターネットメディアで問題になったが、主要メディアは問題が発生した後20日間、この問題を扱わなかった。

 しかし「Block.B」の問題を韓国のメディアとファンクラブなどが拡大したことで去る20日、タイの一部のメディアが韓国の状況を紹介する過程で事態が広がったのだ。また、韓国では自殺署名運動まで起こり、メンバーの1人がショックのあまり入院する事態になったという。

 バンコクで旅行業に従事する韓国人は「『Block.B』の問題で反韓感情が起っている状況ではなく、そのような状況につながる可能性もほとんどない」としながらも「『Block.B』の問題を、アイドルグループの無分別な行動として心に刻むだけでなく、K-POPブームを持続させるための中間点検の機会にしなければならない」と述べた。

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