最近、「いじめ説」が取り沙汰されている人気アイドルグループ「T-ARA」のメンバーが、所属事務所との契約解除に至った。グループとスタッフのチームワークの問題が理由だということだ。しかし、メンバー間の葛藤が深刻化しているのが現実のようだ。

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 デビュー3周年となる「T-ARA」。しかし事務所は7月30日、2年前に加入したファヨンとの契約解除を発表した。事務所側は否定しているが、「いじめ説」と関係している可能性が指摘されている。

 これまでもアイドルグループ内の葛藤は、事実の有無を超え提起されてきた。専門家たちは一つのグループを誕生させる過程での限界を示唆している。人為的に組み合わせ、必要に応じてメンバーを交代させることで起こる葛藤と競争。さらに、メンバーたちのソロ活動が活発化し、目立ちたいという心理が芽生え不仲に陥るというもので、契約を通し商品化された組み合わせによる一つの副作用であるという指摘だ。また、価値観が形成されない10代前半から学校という教育機関を捨て、し烈な生存競争に投げ込まれたため、人格を形成する機会すら持てない場合がほとんどだという。

 一部の海外メディアが「商品化された青少年たちを韓流という名で輸出している」と指摘したように、アイドルの葛藤はやはりK-POPのイメージに悪影響を及ぼす可能性が大きい。

 一部の事務所は心理カウンセリングなどを通しケアしているが、事務所と歌手のコミュニケーションが最優先だと専門家たちは口を揃える。表向きは華麗に見えるアイドルグループ。スター産業が育てたもう一つの情けない裏側だ。