韓国歌手PSY(サイ)のニューアルバムのタイトル曲「江南(カンナム)スタイル」がこの暑い夏、人気を博している。オン・オフラインをはじめ、動画サイトに紹介されるなど海外でも注目されている。

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 PSYの6thアルバムのタイトル曲「江南スタイル」。現在、各ランキングで1位を収めており、3週間前にYouTubeに公開されたミュージックビデオ(MV)のアクセス数は、8月7日現在で1700万件を超えている。

 オンラインでは「江南スタイル」をまねた「大邱スタイル」や「弘大スタイル」のようなパロディ動画が相次いで登場している。

 史上初五輪ベスト4に進出したサッカー代表選手も、準々決勝の勝利後に歌に合わせて踊りながらストレスを発散したという。

 興味深いのは、海外メディアもPSYに注目している点だ。米国CNNは「江南スタイル」のMVを必ず見るべきビデオだと紹介し、あるネットメディアは「拒否できない中毒性の強いK-POPスターの帰還」という記事を掲載した。

 また、T-ペインやロビー・ウィリアムスら有名スターもSNSで熱い関心を示しており、1990年代に全世界を圧巻した「マカレナ」ブームと比較されている。

 韓国音楽界がさらに注目するのは、アイドルにとどまらずK-POP市場を拡大できるという点。面白く簡単な歌詞とコミカルな動き、そして中毒性の強いサウンドが人々を魅了するという評価だ。夏という季節的な条件とPSYが見せてきた独特な風刺的ユーモア、B級のコメディ情緒が的中したという分析も出ている。

 まもなく国内コンサートを終えるPSYは米国に向かい、インタビューなどのスケジュールをこなす予定だ。暑い夏を熱くするPSYの歌が世界をどれほど揺るがすのか期待される。