五輪に初めて出場した18歳の少女は「クラブで低い点数を得て当惑しましたが、最後のリボンで歯を食いしばって集中しました」と振り返った。ロシアで厳しく練習したことが思い浮かんだという。
孫延在は10日の予選2日目にクラブで26.350点、リボンで28.050点をマーク。1日目の得点を合わせた合計が110.300点となり、6位を記録した。
1日目は4位につけ、決勝進出が有力視されたが、クラブ演技中、シューズが脱げるアクシデントがあった。リボン演技では始めのポーズが取れず、時間が遅れる場面もあった。5月に開催された国際体操連盟ワールドカップ決勝で、リボンが切れた悪夢がよみがえるようだった。
「よりによって五輪でこんなことがと、いろんな思いがこみ上げてきたんです」と笑ったが、強烈なプレッシャーを感じた。「決勝進出を期待する声が多く、大きなプレッシャーを感じた」という。だが、「最善を尽くし、ミスをなくすほうに焦点を当て、夢をかなえました」と話した。
コーチのキム・ジヒ氏は「リボンで取り返すことを見て、さすがだなと思いました」と強い精神力を評価した。
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