同氏は強制的に結ばれた1910年の韓日併合条約について、日本が心から謝罪しなければいけない歴史だと話し始めた。
同条約締結後、日本が朝鮮に神社参拝を強要し、クリスチャンを弾圧し殺害した歴史を知り衝撃を受けたという。それがきっかけとなって、神社を研究しこれまで批判活動を続けていると話した。
同氏はこれまで神社に関する資料集めや考証のため、韓国、台湾、シンガポールにある神社跡を訪ねた。
靖国神社は単なる神社ではなく、「侵略神社」だと主張し、2003年に同名の著書を出版した。日本が侵略の歴史を繰り返さないためには、「私のような日本人が神社を研究しなければいけない」と語る。
同氏によると、同条約締結後に朝鮮半島に建てられた神社は1000社余りだと伝えられているが、現在のところ韓国で確認されたのは80社ほどだという。
また、市民社会の積極的で具体的な歴史考証の努力がされてこそ、日本の神社に対する妄想を振り払い、過去の過ちを認められると主張する。
同氏は、2007年に靖国神社に合祀された韓国人の遺族と生存者が、靖国神社に対し合祀撤回を求めた裁判について、「彼らが勝つよう最後まで助ける。日本と韓国の市民社会が連帯し活動できれば」と話した。
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