騒動の渦中にいるファヨンが短文投稿サイトTwitter(ツイッター)を通じ、事態の火消しに乗り出したが、韓国放送演技者労働組合がウンジョンのドラマ降板をめぐり担当演出家の辞任を求めるなど、影響は歌謡界を超え放送業界全体に広がっている。
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■発端はファヨンの日本公演不参加
騒動の始まりは、ファヨンが脚を負傷し先月25日に開かれた日本武道館でのコンサートに参加できなかったことだった。同日、メンバーらがファヨンを取り上げツイッターに書き込んだ内容から、ネットユーザーらの間では「いじめ」説が流れていた。
所属事務所は先月30日、ファヨンとの専属契約を解除したが、騒動とは無関係だとしていた。「T-ARA」のファンやネットユーザーはこれに対し、騒動の真相を求める動きに乗り出した。所属事務所の安易な決定が、さらに騒動を大きくした形になった。
■広告・放送業界へ飛び火
ファヨンの脱退が決まった翌日の先月30日には、新曲「Day By Day」のプロモーション活動が事実上中断された。音楽番組への出演がキャンセルされ、今月11日に予定されていた初の単独コンサートも白紙になった。
問題は「T-ARA」をモデルに起用した広告業界にまで広がった。化粧品のトニーモリー、アウトドア用品のワイルドローズ、ウンジョンがモデルを務める大宇証券は、再契約をしない方針を決め、関連する販売促進物を回収した。
今月1日には、警察のホームページから広報大使を務めるウンジョンの写真が急きょ削除され、新しい広報大使、ガールズグループ「f(x)」のメンバー・クリスタルの写真に差し替えられた。また、今月に入りメンバーが個人で出演するドラマにも影響が広がるなど、放送業界にも飛び火した。
■メンバーの個人活動にも影響
¥今月22日には、ウンジョンがSBSの新ドラマ「5本の指」(原題)から突然降板させられた。ドラマ制作発表会まで出席した主演クラスの俳優が降板させられるのは極めて異例だ。ウンジョンは来月1日に放送される第5回から登場する予定だった。
制作陣は「諸般の事情について話し合い苦心の末、ウンジョンの降板を決めた」と短く弁明したが、韓国芸能マネージメント協会と韓国放送演技者労働組合が直ちに反発した。
また、KBSドラマ「海雲台の恋人たち」(原題)に出演中のソヨンも、降板はしないものの出演シーンが大幅にカットされる見込みだ。
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