ドラマ「TEN」主演チュ・サンウク
ドラマ「TEN」主演チュ・サンウク
衝撃的な描写と人間の暗い闇の部分を細やかに描き、「ケーブル・ドラマのレベルをけん引」と評された本格派サスペンス「TEN」。ケーブルTVドラマでは史上初の「2011グリメ賞」(韓国放送撮影監督連合会主催)で「優秀作品賞」を受賞、続編も来期上半期に予定されている人気ドラマが、10話に再編集されたインターナショナルバージョンで遂に日本上陸する。

チュ・サンウク の最新ニュースまとめ

 9月5日(水)全5巻 (全10話)が TSUTAYAのみでレンタルを開始した。また、来る10月19日(金)にはDVD-BOXが発売となる(発売元・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ/セル販売元:東宝)

 日本でもファンミーティングのチケットが即完売、急遽追加公演が開催される程、人気急上昇中の俳優チュ・サンウクが冷徹刑事を熱演。この度「TEN」主演チュ・サンウクのオフィシャルインタビューが届いた。

<b>-本作への出演を決めた経緯を教えてください。</b>
最初、1・2話の台本を読んでみたら、非常に独特でした。犯人を追う既存の捜査ドラマを超え、この作品ならではのメッセージも発信していて、一風変わった雰囲気のドラマでした。ヨ・ジフンというキャラクターも非常に気に入りました。

<b>-視聴者の熱い反応はもちろん、「2011グリメ賞」(韓国放送撮影監督連合会主催)で 「優秀作品賞」を受賞したり、「ケーブル・ドラマのレベルをけん引」と絶賛された本作でしたが、そうした熱い反応を実感することはありましたか。</b>
僕もとても驚きました。ケーブル・ドラマの中で大賞も頂きましたし、撮影賞、脚本賞も頂くなどすごく人気を集めていたのですが、そのようなドラマに出演できてとても光栄に思っています。それは僕が出演したからではなく、撮影監督、脚本家ほかスタッフが本当に素晴らしかったので、その方たちの努力のおかげだと思います。

<b>-受賞はどのようにして知らされたのですか。</b>
撮影の途中に(受賞を)知らされたのですが、ヤンピョンという地域の寒い森のなかで聞かされ、監督に「コーヒー奢るよ!」って言われたような…(笑)。とにかく、お祝いムードでした。現場の雰囲気もいつも良かったですし、皆が自信も持っていたと思います。

<b>-ヨ・ジフンというキャラクターにおいて、衣装などはイメージ通りに用意されていましたか。</b>
未解決事件を担当する刑事じゃないですか。一般的に韓国の刑事と言うと、なかなか家にも帰れず、洋服も一張羅というイメージなのですが、ヨ・ジフンは刑事ではなく心理学専攻の大学教授という役なので、少し端正なイメージ、大学教授に近いイメージにしたかったのです。そこにスタイリッシュさを加味し、より強く見えるようにしたようです。

<b>-本作がこんなにも愛された理由はどういう点にあると思いますか。</b>
複合的な(様々な)理由があるでしょう。監督の素晴らしい演出力、脚本家によるスピーディな展開、カメラ撮影スキル、俳優陣の熱演などたくさんありますが、全体的にみるとこのドラマは単純な捜査物ではありません。事件のなかに人間的な面、何か事情があったり、感動を与えたりする部分…つまり、僕たちが捕まえた犯人がわけもなく人を殺めたのではなく、何かはっきりとした理由づけをします。そして、その理由は単純ではなく、人間的に近づいていて、感動を与えてくれます。そういった毎話終わるたびに考えさせてくれるような部分が少し他の作品とは異なっていたのではないかと思います。

<b>-ジフンは、殺人現場などでもいつもクールですが、チュ・サンウクさんご自身は恐がりですか。</b>
もちろん、そんな現場にいったことはありませんが、実際は恐いと思います。本当のことを言うと、僕は医学ドラマの手術シーンなどを見ても、ちょっと鳥肌が立ったりします。殺人現場に一人で入るなんて…想像すらできません。

<b>-撮影現場の裏話、苦労話などを教えてください。</b>
(疲れで)倒れそうになったというよりも、寒さで本当に苦労しました。本当に寒い冬に始まり冬に終わりました。犯人たちが山へ逃げたり、現場がほとんど野外だったりしましたし、深夜撮影も多かったです。そんな環境での表現は、ちょっと制限されるのではないかと思ってしまいました。

<b>-「TEN」出演によって新しく手に入れたものがあれば。</b>
演技がうまい演技派俳優や素晴らしい演出力を持つ監督と仕事ができることを本当に光栄に思います。「TEN」に出会えたことは本当にラッキーだったと思います。(共演の)サンホさんや監督を通じてディテールな表現力もたくさん学べましたし、今までと違うキャラクターを演じられたことで、心のモヤモヤも解消できました。そして、何かをもっと創り上げてみようという意欲も芽生えたので、いろいろな面で良かったです。

<b>-シーズン2への抱負。</b>
前作に勝るシーズン2は無いとよく言われるので、監督含め非常にプレッシャーを感じていると思います。僕もよりレベルアップした姿を見せたいですし。昨日、たまたま1・2話を見る機会があったのですが、1年過ぎてから見ると「ああ、どうしてあんな風に演じたのだろう」と思ったりします。そういう部分を補強して、カッコよく再登場したいという気分ですね。自信はありますよ。

<b>-最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。</b>
まず、世界中の誰が見ても共感できる作品だと思います。先ほども言ったように、事件を解決していく過程で感動や人間的な悩みなど様々な要素が秘められているので、集中して見る必要があります。ディテールにも注意しながら見ると、より楽しく試聴できると思います。ラブシーンが濃くないのはちょっと残念ですが(苦笑)、これまでラブ系のドラマはたくさんありましたから、今度は一味違うドラマが見たいという方にはオススメですね。

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