「ミューコン・ソウル2012の共同組織委員長を務める歌手ペティー・キム
「ミューコン・ソウル2012の共同組織委員長を務める歌手ペティー・キム
PSY(サイ)のお陰で韓国の音楽、アーティストに対する関心が世界各国で高まった。大きな風を起こしてくれた」――。

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 11月1~3日にソウルで開催される国際音楽博覧会「ミューコン・ソウル2012(MU:CON SEOUL)」の共同組織委員長を務める歌手のペティー・キムさんと韓国コンテンツ振興院の洪相杓(ホン・サンピョ)院長が30日、ソウル市内のホテルでインタビューに応じた。
 ミューコンはフランスのカンヌで開かれる世界最大級の国際音楽産業見本市「MIDEM」の韓国版として、韓国で初めて開催される。
 2人は「江南スタイル」が世界的ヒットを記録中の歌手PSYが韓国の音楽に対する海外の関心を高めたと賞賛した。以下は一問一答。

 ――ミューコンに期待する成果は。
「韓国は音楽見本市のスタートが非常に遅い。日本や東南アジア、欧米では数十年前から始まっている。政府が大衆音楽に関心を持っていなかったことが残念だ。最近やっと関心を持つようになりうれしい。アイドルだけでなく、アーティストや大衆音楽の発展に向け『ミューコン』が力を注ぐ」(キムさん)

 ――キムさんを組織委員長に選任したいきさつは。
「キムさんは韓国大衆音楽界の象徴的存在。第一線で55年間活動した大衆音楽の歴史そのものだ」(洪院長)

 ――数十年前に米国などで活動した先輩として、現在海外で活躍する後輩らをみてどう思うか。
「韓国の大衆音楽を世界的に広めてくれ感謝している。ただ、ここまで来るのは大変だった。私の時代は現在のようにプロダクションやマネジャーも存在しなかった。衣装カバンを提げて会場へ行き、自分でメイクアップして舞台に上がった。現在の後輩たちは恵まれた環境の中、音楽にだけ集中できてうらやましい。
 特にPSYはデビューから12年間、常に新しいことをしようと挑戦してきた。そこに運とタイミングが重なったようだ」(キムさん)

 ――「ミューコン」をどのように発展させる計画か。
 「釜山国際映画祭が17回を数える中、世界的映画祭になった。ミューコンは始まったばかりだが、MIDEMと連携し世界的音楽マーケットに成長すると期待している」(洪院長)

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