Kリーグの水原サムスン関係者は2日、「鄭選手が代理人を通じ水原に移籍したいとの意向を伝えてきた」と明らかにした。まだ来シーズンの具体的な計画が立っていないため鄭選手の受け入れについては検討中だという。同関係者は「戦力向上につながる技量を持っているかの確認や移籍金など条件の検討もある」とし、現段階では具体的な条件提示がないため何も言えないとした。
韓国籍の父親と朝鮮籍の母親の間に生まれた在日の鄭選手は、Jリーグ・川崎フロンターレから今年初めにケルンに移籍した。チーム内のポジション争いで苦戦し、試合出場の機会がなかなか得られないため、新たに活躍できる場を求めたとみられる。
移籍金と年俸を考慮し、大企業がオーナーの水原サムスンや蔚山現代に打診したもよう。ただ、移籍が実現するかは未知数だ。
まだKリーグがシーズン中である上、シーズンが終わっても戦力補強についての計画がすぐに立てられるわけではない。蔚山現代関係者も「打診については聞いているが、今は状況を見守るしかない」と話している。
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