原辰徳監督は7日、釜山の社稷野球場で初の練習を終えた後、記者団に対し「環境が日本とさほど変わらず、(思ったより)寒くないのでうまく試合を運べると思う」と期待をのぞかせた。
阿部慎之助捕手は「寒くなく、練習を順調に終えられた」と語り、沢村拓一投手も「球場の土が固いと思っていたが、日本と似ていてよかった」とコメントした。
巨人は韓国シリーズ王者のサムスンと優勝を争う見通し。3年ぶりに日本一を奪還しただけに、原監督と選手らは口々に「最後の大会となるアジアシリーズも制して今シーズンを締めくくりたい」と意欲を語った。
2000年のシドニー五輪、2008年の北京五輪、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)などの国際大会で経験を積んできた阿部捕手は「アジアの強豪が出場するアジアシリーズで、各チームの戦力を観察するだけでも興味深い。(サムスンに在籍する元同僚の)李承ヨプ(イ・スンヨプ)内野手との対決を楽しみにしている」と語った。また「韓国プロ野球が今シーズン、最高の人気を博したと聞いたが、その熱気を直接感じてみたい」と話し、注目を集めた。
原監督は「沢村は10日正午からのロッテ戦で先発出場する予定。彼の直球がアジアシリーズでも通用するのか知りたい」と話した。
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