「SISTAR」ダソム
「SISTAR」ダソム
「『SISTAR』と個人活動のスケジュールがこんなにたくさんなのはデビュー以来、初めてです。以前、忙しいオンニ(お姉さん)たちを見ながら『私もあのように疲れたらいい』と思っていました。体は大変だけど、心は楽しいです。24時間エンドルフィンが湧き出るようです」

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 ガールズグループ「SISTAR」の末っ子ダソムは、グループをしばらく離れて個人活動を満喫している。ずば抜けた歌唱力でいつも注目されていたヒョリン、「SISTAR19」のユニット活動を繰り広げるボラなどグループのお姉さんたちに続いて、自分の名前を主張する機会を得た。

 KBS2TVシットコム「むやみなファミリー」で優等生だが殺伐とした裏面を持つ高校生ウ・ダユンを演じている。「放送序盤は『SISTAR』の放送活動とコンサートの準備まで重なりました。その時は正直、体力的にとても大変でした。放送が終わってコンサートの練習に、シットコム撮影までしてみると1日に3~4時間しか寝ることができませんでした」

 しかし、こうした「SISTAR」ではなく“ダソム”にスポットライト浴びる機会に、文句はない。「ヒョリン、ボラお姉さんはデビュー初めに本当に苦労をたくさんしたんです。ボラお姉さんは野球番組のレギュラーMCもして、ヒョリンお姉さんは『青春不敗』や『不朽の名曲』も本当に一生懸命しました。私が文句を言ったらだめでしょう」

 彼女は「演技も、わたしがシットコムで面白いキャラクターをしてみたいと言ったことから、挑戦することになりました」と満足そうだった。「むやみなファミリー」で彼女が演じるダユンは模範生として知られたが、実情は不良の気質が溢れる少女。両親が再婚したせいで突然腹違いの兄妹になったヨル・ウボン(チェ・ウシク)とは犬猿の仲だ。

 「キャラクターが完ぺきを追求するスタイルです。じゃんけんに負けるもの我慢できなんです。不良のイメージではないですよ(笑)」

 ダソムは「だめならできるまで努力して認められたいスタイルが、わたしと同じです」とし「欲も多くて、何でも一生懸命しようとするキャラクター」とダユンと自分自身の似ている点を指摘した。

 初めての演技であるだけに、音楽放送のステージとは違う環境に適応するのに時間が必要だった。最初は場面ごとにスタッフに駆け寄って行き「ぎこちなくなかったか」と尋ねるまでした。「歌手はステージでダンスをして歌を歌うので、監督が分かってしてくださるんですが、シットコムはじっと立って、せりふを伝えなければならないじゃないですか。カメラのアングルの中にわたしが入らなければならないのに、ステージのようにしたら、NGが出ました。感覚がつかめなかったんです」

 「カメラを見るな」という助言通りなら、どうやってカメラのアングル内に自分が入ったのか分かるのだろうかと切々と訴える。彼女は「いらいらせずに2~3週間撮影をしたら感覚がつかめる」という先輩の言葉に、食事も抜いてセット場に2時間前に到着して、練習する努力をした。今は慣れたという彼女はいつの間にか撮影現場のムードメーカーになった。

 「ソヌ・ヨンヨ先輩がPSY先輩の『江南スタイル』を踊ってほしいとおっしゃるので、目の前で『馬ダンス』も踊りました。『SISTAR』のダンスも踊りましたよ」

 劇中で、親子関係で共演するアン・ソクファンも彼女に「大変なことがあったら、いつでも聞きなさい」とアドバイスを惜しまなかった。ことし8月に放送された精魂込めて立てたドミノを倒してしまったシーンが代表的だった。

 6時間かけて作ったドミノだったのでNGは許されない状況。自分のせいでややもすると、すべてのスタッフが徹夜してドミノをもう一度立てなければならないかもしれないという圧迫感でプレッシャーが大きかった。

 ダソムは「アン・ソクファン先輩の助けのもと、一度でOKサインが出ました」とし「右ひじがドミノで切れて傷になり血も出ましたが、うれしくて手を叩きました」と“栄光の傷”を見せてくれた。

 「むやみなファミリー」では近ごろダユンとユボンの関係が急進展し、新しいラブラインへの期待を高めた。しかし実際自分は「兄妹のラブラインはありえない」と首を振った。「監督は『秋の童話』を思い浮かべながらウシクオッパ(お兄さん)を見てとおっしゃるのですが、わたしが保守的なのでそうなのか気持ち悪いんです(笑)」。
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