韓国のLPG車両普及台数　世界3位に転落

【ソウル聯合ニュース】大韓LPG協会は15日、昨年の韓国の液化石油ガス（LPG）車両台数が前年比0．4%減の244万5112台になり、トルコ（333万5000台）、ポーランド（247万7000台）に次いて世界3位に転落したと明らかにした。
　2010年まで3位だったポーランドは順位を一つ上げ、2位に浮上した。2010年に韓国を抜き、首位となったトルコは10%以上伸び、韓国との差を広げた。2009年まで世界最大のLPG車両保有国だった韓国は統計を取り始めた1999年以降、初めて前年比で減少した。
　世界市場では環境エネルギーとして認識され、LPG車両が増えている。2000年に750万台だった世界のLPG車両は毎年約10%増加し、昨年は2107万台となった。
　韓国の今年9月時点のLPG車両は224万2137台となり、2年連続で減少する可能性が大きくなった。大韓LPG協会はLPG価格の上昇が影響したと分析している。ガソリン価格を100とした場合、LPG価格は1999年に39だったが、税率引き上げなどで2010年には56に上昇した。協会関係者は「先進国では温室効果ガスの削減や大気汚染改善のため、LPG車両に補助金を出している」と述べ、政府の支援を求めた。