LPG の最新ニュースまとめ
19日午後4時におこなわれた準決勝でサエギナールは3時間余りの接戦の末、セットスコア4-3でパク・インスを破った。決勝戦では11か月ぶりに決勝戦に進んだイ・サンデを相手に第3セットで軽い接戦をしたこと以外は、残りの3セットとも競技力で圧倒的に制して優勝した。これでサエギナールは2019年にプロビリヤードがスタートして以来、デビュー戦で優勝した最初の選手となった。
世界キャロム連盟（UMB）ランキング10位で、サエギナールはことしアマチュア最強としてPBAに合流した。他の選手たちがデビュー戦で敗れて脱落した中、サエギナールだけが唯一決勝に進出して勝利した。
サエギナールのずば抜けた実力と華やかなステージマナーで“ミスターマジック”というニックネームを持っており、“トルコのプリンス” と呼ばれるトルコのビリヤード英雄だ。 通算7回、3クッションワールドカップで優勝し、2003年世界3クッション選手権を制覇した。昨年は世界3クッションチーム選手権でトルコを3年連続首位に導いた。また、延世大学で少し韓国語を勉強し、韓国語も優勝後のインタビューで披露した。また、次のインタビューでは韓国語と英語を半分ずつでおこなうなど韓国愛を見せてくれた。
サエギナールは「本当に幸せだ。今この瞬間は私のビリヤード人生で最も幸せな瞬間のうちの1つだろう。初めてのツアーで優勝できてとても幸せだ」と感想を述べ、ビリヤードの発展とトルコのビリヤード普及に力を注ぐと語った。また、妻に対する質問には「（妻は）女優だ。ことし9月にNetflix（ネットフリックス）で公開される映画に出演した」と述べて、妻への感謝の気持ちを示した。
これに対して、準優勝したイ・サンデは、チャンスのたびに惜しくも得点に失敗して動揺し、メンタルも崩れて、あまりにも簡単に優勝の座をサエギナールに与えた。イ・サンデは2度目の準優勝を記録し、優勝は次回に持ち越すことになった。
イ・サンデは試合後、「今回は本当に期待していなかったが、決勝の舞台をもう一度踏んで満足している」とし、「決勝であまりにもできなくて落ち込むが、最初のボタンをよくかけたので今シーズンうまくやってみる」と残念さを示し、「両親が応援に来てくれたが、父の具合があまりよくない」と言及した。続けて「もっとうまくやりたい気持ちが大きいので力が入りすぎた。 しかも、サエギナール選手がレジェンドだ。心理的に負担になったようだが一度経験したので、次は頑張りたい」と語った。
前日開催した女子の部LPGA決勝戦ではキム・ミナ（NH農協カード）が強力な優勝候補であるキム・ギヨンと7セット最後までフルセット接戦の末、4-3で勝利して優勝し、賞金3000万ウォンを手にした。
キム・ミナは「決勝まで来たことだけでもうれしいが、優勝まですることになりとてもうれしい。競技場に初めていらっしゃった両親に優勝カップをプレゼントできることになった。誇らしい娘になったようで幸せだ」と優勝の感想を伝えた。
Copyrights(C)wowkorea.jp 2
