流行語はその年の社会像を映し出す。2012年も大衆文化界で各流行語が生まれ、国民の心を代弁した。

PSY の最新ニュースまとめ

公務員や上司の卓上空論を貫くキム・ウォンヒョの流行語に、ぎこちなく吐き出すキム・ジュンヒョンの一言は、ことし最高の流行語の一つだ。鋭い時事風刺で平均視聴率20%を超え、人気番組として位置付けされる「ギャグコンサート」。そこから流行語が溢れ出た。

ホ・ギョンファンは「アニ、アニ、アニデオ」とイケメンホームレスに扮装し「クングマミョン、オベグォン」という流行語を発信し、「コッキド」チームは言葉遊びのような流行語で小学生から大人気を得た。“ギャルさん”パク・ソンホの「サラミ アニムニダ」は救い難いことを皮肉る流行語。特権層の虚勢を見せる「チョン女史」では、ブラウニーを連れ「ブラウニー、ムロ」、「イゴン ヘド ノムヘ」を連発した。ブラウニーはパク・クンヘ当選者の演説現場にも登場し、人気スターとなった。

韓国映画「建築学概論」でも想像もしない流行語が誕生した。浪人生チョ・ジョンソクがもどかしい友人の初恋に対して放った「オットカジ、ノ~」は、映画中最高の流行語。韓国ドラマ「紳士の品格」では、チャン・ドンゴンが独特な言葉で40代の自信を表現した。今夏、90年代の復古ブームを起こしたドラマ「応答せよ1997」は、ソウル市ポッドキャストの名称にも利用されるなど、タイトル自体が一つの流行語となった。

しかし、何と言ってもことし最高の流行語は「オッパン、カンナムスタイル」。歌手PSYが起こした「江南(カンナム)スタイル」ブームは馬ダンスと共に国内のみならず、英語辞典にも記載されるほど全世界での流行語となった。

2012年大韓民国をにぎわせた流行語。2013年はどのような流行語が生まれ、社会の多様な姿を表すのか楽しみだ。