アイドル歌手がアルバムを発表する際、しばしば話題になることがある。自分たちが楽曲制作に携わるということ。アーティストとして認められたいという思いが表れている。

2YOON の最新ニュースまとめ

 最近4thミニアルバムを引きさげカムバックした「CNBLUE」。6曲すべてがメンバーたちの自作曲で構成されている。リーダーのチョン・ヨンファはタイトル曲をはじめ、5曲を作詞作曲し、他メンバーが編曲を手掛けるなど、バンドの音楽性やカラーをよく見せている。

 「BEAST」ヤン・ヨソプの初ミニアルバムでは、同グループのヨン・ジュンヒョンがフィーチャリングとプロデュースを担当している。これまで「BEAST」として多くの自作曲を披露しているヨン・ジュンヒョンは、今回のアルバムでタイトル曲「カフェイン」など3曲を制作した。

 シンガーソングライターとして実力に定評のある「BIGBANG」G-DRAGONをはじめ、ロック歌手に変身した「JYJ」キム・ジェジュンや昨年2ndミニアルバムを出したJUNIEL、「4Minute」からのユニット「2YOON」ら自らがアルバム制作に関わるアイドルが増加傾向にある。

 事務所制作の楽曲を歌うだけの歌手というイメージを壊そうとする思いが強いようだ。歌い手としての力量も見せつつ、アーティストという印象を植え付けたい、長期的な戦略が見受けられる。事務所側も個性ある歌手を育てるため、支援を惜しまない。

 しかし、才能に関係なく制作に携わることが、し烈なアイドル市場での広報手段として利用されていると指摘があるように、慎重な姿勢が必要かもしれない。