歌手ウイル
歌手ウイル
1月23日、「とても痛い」(アルバム名:「初めの話」)でソロデビューを飾った韓国歌手ウイル(WOO IL/29)。

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 ウイルは2005年、グループ「5TION(オーション)」のメインボーカルとしてデビューし、各種放送及び音楽活動を展開、2007年からはバンド「Heal the Soul」のプロデュースを手掛けるなど活躍の場を広げた。2011年より兵役義務を果たし、除隊後のことし1月に韓国でのソロデビューを迎えた。

 去る1月19日にプロモーションのため来日。ファンクラブイベントにサプライズで登場し、入隊前ライブ(2011年1月16日)以降、約2年ぶりに日本のファンの前に立ちファンが驚く中、その歌声を響かせた。

<b>-歌手を目指したきっかけは。</b>
母親が音楽に才能のある人で、歌手を目指していたんです。僕は4人兄弟なのですが、その影響を最も受けたようで、自然と音楽の道を進んでいました。

<b>-ソロに転向して気持ちの変化は。</b>
まずは、プレッシャーを大きく感じるようになりました。その代わりに、今までしたことのなかったジャンルなど、さまざまなことにチャレンジできる点に関してはいいことだと思っています。

<b>-ソロデビュー曲「とても痛い」はどのような作品ですか。</b>
今まで僕が歌ってきた色とは違った感じのもので、淡白にシンプルに仕上がっています。韓国では1、3、5、8、10月という風に段階を踏んで新曲をリリースする計画で、さまざまなジャンルの歌手の方々とコラボレーションさせていただく予定です。ヒップホップやバラード、R&B、ダンスなどいろいろな楽曲を披露したいと考えています。「とても痛い」は、その最初の作品ということで、力を抜き、余計な物を省いた感覚の歌ですね。料理において言えば、味の薄いものからだんだんと濃いものを食べるように、僕の作品も今後、徐々に強いイメージになっていくと思います。
<b>-日本のアーティストでコラボレーションしたい方はいますか。</b>
「コブクロ」さんが大好きなので、チャンスがあったら一緒に歌ってみたいです。

<b>-久しぶりに来日した感想は。</b>
久しぶりに皆さんの顔を見て、胸がいっぱいになりました。お元気そうで、変わりない笑顔を見せてくださり、思わず涙がこぼれそうでした。

<b>-初めて日本に来たときの印象は。</b>
日本はきれいで、きちんと片付いているという印象を受けました。日本の方々は他人に対しての思いやりが格別だと感じました。そして日本女性は、かわいいです!

<b>-日本ファンと韓国ファンの違いを感じることは。</b>
韓国のファンはとてもワイルドです(笑)。気持ちの表し方が積極的だと思います。2つの国のファンをあえて比較するとすれば、日本ファンは“末っ子”、韓国ファンは“長女”かな。それは、日本ファンは後ろから静かに見守っているという雰囲気で、韓国ファンは自ら物事を決めるような積極性が強いからです。

<b>-日本で記憶に残っているエピソードは。</b>
新宿を歩いていたら、この寒さの中、半ズボンを履いて歩いている男性を見かけました。韓国では、季節に合わない服装で街に出たら不審な目で見られるので周りに合わせる傾向が強いのですが、日本は他人の目を気にしないようですね。「本当に自由なんだな」と感じて、とても記憶に残っています。それから先日、渋谷を歩いていたら、日本人の男性にナンパされました。僕は「I like women」と言って逃げました!僕のスタイルは、男性も魅力的に感じてしまうのでしょうか(笑)?

<b>-除隊してから心境の変化は。</b>
最近の若者は特に軍隊を怖がり「行きたくない」と感じている人が多いようですが、(韓国の)男性としては、必ず行かなければいけない場所です。行ってみて感じたのは、国があってこそ自分が存在しているんだ、ということです。軍隊での服務を通して、責任感も強くなると思います。またアーティストとしては、軍隊に行く前は歌をうたうこと、音楽活動をすることに関して、大切さがよくわかりませんでした。それまでは“商品”としての自分だと思っていた部分が少なからずあったのですが、それを改めることができました。

<b>-歌手になっていなかったらどのような職業に就いていたと思いますか。</b>
正直、音楽が大好きなのでそういうことは考えたことがないのですが、アスリートになっていたと思います。ゴルフと柔道の選手ですね。ゴルフは幼いころからしていて、柔道もずっとやっていました。休みの日もスクリーンゴルフなど、運動を楽しみます。

<b>-K-POPブームについて、どう思われますか。</b>
日本でも韓国でも、いまの時代において「韓流というのは何なのか」に関してもう一度考え直した方がいいと思います。文化を伝えるものなのか、スターを伝えるものなのか、余計なものを抜く作業は必要だと思います。僕はよく後輩たちに、「準備できていなかったら、これだというものや芯を持っていなかったら、(僕らの職業は)終わりがすぐ来るんだ」と言っています。海外市場も、プロとして準備できている俳優やミュージシャンを持って来るべきだと思います。もう一つは芸能人やスターだけでなく、それぞれの文化や社会を通しても両国の交流を進めていければいいのではないでしょうか。それは、韓流だけに限らず言えることだと思います。

<b>-日本のファンへメッセージをお願いします。</b>
僕を忘れずに待っていて下さったファンの皆さんに感謝します。これからお会いできる新しいファンの方やまだ僕をご存じでない方にも、ミュージシャンとしての活動を通して、感動を与えられるような歌手になりますので、期待してください。僕は冗談好きでイタズラっ子なので、もし僕が皆さんにイタズラしても驚かないでくださいね(笑)。

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