映画制作会社ハリマオピクチャーズは、ソン・アラム作家の同名小説「少数意見」を映画化することに決定し、2人のキャスティングを確定したと伝えた。投資配給はCJエンターテインメントが務める。
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同作品は、龍山惨事事件をモチーフにした作品。龍山惨事は2009年1月20日、ソウル龍山(ヨンサン)のビルの屋上で占拠籠城を起こした賃貸者と全国撤去民連合会会員達、そして警察や傭員達間の衝突の果てに起こった火災で撤去民5名と警察官1名が死亡した事件だ。
原作者のソン作家は、あるインタビューで龍山惨事と関連した資料を参考にしたと明かしており、映画が同惨事をモチーフにしたことが報道されていた。
これと関連し、ハリマオピクチャーズのキム・ユピョンプロデューサーは、聯合ニュースとの電話インタビューで「原作に龍山が明示的に記載されておらず、映画も龍山惨事を特定して扱うことはしない」と語った。
彼は「社会告発を主要テーマとして描くよりは、法廷で真実を明らかにしていく過程とヒューマニティーに焦点を当て、伝統的な法廷ドラマを追求していく」とし、「国民参加裁判が進行されて以降、この形式の中で起こる社会の議論に対するストーリーを初めて本格的に描く映画になるだろう」と説明した。
演出は、キム・ソンジェ監督が務める。彼は「スパイ リ・チョルジン」やリュ・スンワン監督の「ダイ・バッド 死ぬか、もしくは悪(ワル) になるか」などにプロデューサーとして参加。また、「血の涙」のシナリオ作業にも参加していた。
映画は、3月中旬から5月中旬までの2か月間、撮影を行う。なお、公開はことし9月を予定している。
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