投資戦略家でもある同社のクォン・グフン専務はソウルで開かれた発表会で、引き下げの背景について「円安が続き、世界市場で日本と競う韓国企業の人気が相対的に弱まった」と説明している。
一方で「世界の景気が回復すれば韓国の輸出が伸び、韓国総合株価指数(KOSPI)も上昇する」とし、ウォン高・円安が続いても韓国経済にとって大きな問題にはならないとの見方を示した。
ウォンの対ドル相場については、先月13日を基準に3か月後には1ドル=1080ウォンに下落するが、半年後には1ドル=1050ウォン、1年後には1ドル=1030ウォンまでウォン高が進むと見込んだ。
韓国の政策金利については、年内は据え置かれると見込んだ。ただ、この先円安が進む可能性があり、韓国銀行(中央銀行)が円の動きに応じて政策金利を引き下げる可能性もゼロではないとしている。
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