朴次期大統領あす就任式　「国民幸福時代」宣言へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クンヘ）次期大統領が25日に第18代大統領に就任する。
　就任式当日は「江南スタイル」の世界的ヒットで知られる歌手PSY（サイ）の公演などの式典前イベントに続き、首相式辞、就任宣誓、就任演説、祝賀公演などが行われる。
　演説では雇用創出や福祉向上、確かな安全保障に基づく「国民幸福時代」を開くと宣言するとみられる。大統領選の公約に掲げた、社会の二極化や分裂を解消する「国民大統合」の実現、国民との積極的なコミュニケーションを通じた「透明な政府」づくりを約束する見通しだ。
　「国民の幸福、希望の新時代」と名付けた国政ビジョンの実現に向けては▼雇用中心の創造経済▼雇用・福祉▼創意教育と文化のある生活▼安全と統合の社会▼幸福な統一時代の基盤構築――の五つの国政目標を掲げる。
　25日午前零時に大統領権限が公式に移譲され、ソウル・鍾路区の普信閣では大統領の任期開始を知らせる鐘が33回鳴らされる。朴氏は同日午前にソウル・銅雀区にある国立墓地の顕忠院を参拝する。
　就任式を終えた朴氏は国会議事堂から西江大橋入り口まで車でパレードした後、ソウル中心部の光化門広場で開かれるイベントに韓服姿で出席する。午後4時から世宗文化会館で外国からの来賓や国内外の各界代表1000人が出席する慶祝行事に臨む。夜には青瓦台（大統領府）迎賓館で各国来賓を招待して夕食会を開き、就任式関連行事を終了する。

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　一方、日本メディアは23日、朴氏が就任式後に麻生太郎副総理兼財務相と会談すると報じた。外務省が22日夜に明らかにしたという。会談をめぐっては22日の島根県主催の「竹島の日」式典に日本政府が島尻安伊子内閣府政務官を派遣したことで韓国内の反発が強まり、実現が危ぶまれていた。
　青瓦台秘書室長に指名された許泰烈（ホ・テヨル）氏は報道について「知っていることはない」と述べた。