【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が南北関係を「戦時状況」と宣言するなど韓国への威嚇を強める一方で、韓国の民間団体が支援した医薬品を受け取ったことが確認された。
 韓国政府関係者は11日、「民間団体のユジンベル財団が最近送った抗結核薬を北朝鮮が受け取った」と明らかにした。
 民間団体の北朝鮮向け人道支援が承認されるのは、朴槿恵(パク・クンヘ)政権発足後初めて。同財団は先月22日、京畿道・平沢港発の船便で、6億7800万ウォン(約5980万円)相当の抗結核薬を北朝鮮に送った。中国・大連港を経由し今月4日、北朝鮮西部の南浦港に到着している。
 医薬品は平壌と南浦、平安道の8か所の結核センターで約500人の患者の治療に用いられる予定。ユジンベル財団は18日ごろ、医薬品の配給状況の点検と処方のため訪朝する計画で、北朝鮮の受け入れ可否が注目される。

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