【ソウル聯合ニュース】2000年の南北共同宣言(6・15宣言)から13周年を迎えるのに合わせ、北朝鮮が記念行事を共に行おうと韓国側に提案していたことが23日、分かった。
 韓国の6・15共同宣言実践委員会は報道資料を配布し、北朝鮮の同委員会から13周年記念行事を北朝鮮の開城か金剛山で開催しようとの提案を受けたことを明らかにした。
 提案は前日にファックスで送られてきたという。北朝鮮側は「南北関係を回復し、自主統一の新たな局面を開くための唯一の道は6・15宣言を履行することだ」と述べている。
 韓国委員会のチョン・ヒョンゴン共同執行委員長は、北朝鮮が開城を開催地候補に挙げたことについて、韓国と北朝鮮が経済協力事業を行ってきた開城工業団地の正常化を図ろうとする間接的な意志表明との見方を示した。
 またチョン共同執行委員長は、記念行事を共同開催するには現在断絶している南北間の軍通信ラインの復旧などを南北当局が協議することになるため、韓国政府に協力を求めた。
 南北による共同宣言記念行事は01年から李明博(イ・ミョンバク)政権1年目の08年まで毎年、金剛山で実施されたが、同年7月に金剛山で韓国人観光客が北朝鮮兵士に射殺された事件が起こったため09年以降は開かれていない。

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