SBS「私の恋愛のすべて」
SBS「私の恋愛のすべて」
SBSドラマ「私の恋愛のすべて」が、視聴率4.0%で幕を下ろした。

韓国ドラマ「私の恋愛のすべて」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

 30日、視聴率調査機関ニールセンコリアによると、29日に放送された「私の恋愛のすべて」最終回は、全国基準4.0%、首都圏基準4.6%の視聴率を記録した。

 ドラマは、互いの差を克服できずに分かれたスヨン(シン・ハギュン)とミンヨン(イ・ミンジョン)が2年ぶりに再会し、再び幸せを見つけるストーリーだ。

 同作品は、政治と恋愛をミックスさせたロマンチックコメディで、俳優シン・ハギュンと女優イ・ミンジョンの共演という点でも関心を集めたが、視聴率は期待をはるかに下回る結果に。ことし4月4日に7.4%の視聴率でスタートし、全国視聴率は平均5%に留まった。

 視聴率の不振は、序盤の視聴者層攻略に失敗したことが影響したとみられる。

 スタート当時、韓国政治の現実風刺がロマンチックコメディを期待した視聴者に多少不満を抱かせてしまった。また、木曜日に初放送したことで、一般的な水木ドラマの視聴パターンにも”ずれ”を与えた。

 また、神経質で自己中心的な保守党初当選議員イ・スヨンのキャラクターが、一般的なメロドラマの男性主人公と大きく異なっていた点も視聴者は”不自然”と捉えることとなってしまったようだ。

 しかし、質のあるストーリーと堅実な演出が、マニア層を引きつけることとなったのも事実。国政より故人の安泰ばかりを守ろうとする国会議員とポリシーよりは権謀術数に重点をおく政党など、政治の現実をドラマに映し出す試みも高い評価を得た。

 主演俳優シン・ハギュンは、独善的な国会議員スヨンが恋愛を通して変わっていく過程を詳細に表現し、視聴者の期待に応えた。一方、イ・ミンジョンも回を重ねるごとに配役にはまっていく姿を見せ、演技力に対する世間の懸念を払拭した。

 そのほか、パク・ヒスンやハン・チェア、キム・ジョンナン、コン・ヒョンジンなど出演者も高い演技力を見せつけた。

 なお、「私の恋愛のすべて」の後続として、ユン・サンヒョン、イ・ボヨン、イ・ジュンソク主演の「あなたの声が聞こえる」が放送を控えている。

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