国家情報院は12日、国会情報委員会全体会議での非公開報告を通じ、北朝鮮がテポドン2号などミサイルを追加発射する可能性は極めて低いとの認識を示した。ハンナラ党の鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員が明らかにした。
 国家情報院によると、現在テポドン2号発射場付近に組立式の建物があり、周りではテポドン2号2段階胴体運搬用のトレーラーと支援車両が確認された。こうしたことから、平壌から運ばれたテポドン2号2基のうち1基がここに保管されているとみている。また、発射場付近の推進剤貯蔵施設周辺で燃料タンク約30個が見つかったが、新たな推進剤か前回の発射後に残ったものかがはっきりしていないことから、追加発射の可能性についてはすべての可能性を綿密に検討しているという。

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 ただ、1発当たり250億ウォンもするテポドン2号が技術的な欠陥により発射に失敗しただけに、チェックや分析に時間にかかることが予想されるまて、近いうちに発射するのは難しいとみている。また、北朝鮮は日米の北朝鮮制裁や中国の外交的な努力、国連安全保障理事会決議案の行方、南北閣僚級会談などを総合的に考慮し、追加発射を決定すると判断している。

 別の委員は記者に対し、「11日で(北朝鮮が出していた)航海禁止区域の設定期限が切れたが延長されておらず、警戒艦2隻も羅津港に戻ったことが確認されたため、国家情報院は追加発射の可能性が極めて低いとみているようだ」と述べた。

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