日本テレビ系列のバラエティ番組「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」などに出演中のイ・テガンが、メインキャストとして今冬公開・映画出演のニュースが届いた。

 撮影地は全編タイ。映画は、タイで生活する韓国人と旅行者の日本人女性が現地で出会うことから始まる、切ないラブストーリー。

 詳細は近日公開予定となっているが、ほぼ2人でストーリーが進行していく物語で、劇中イ・テガンは過激なベッドシーンにも挑んでいる。「表現者、演技者として一つ上に行かなくては」と、どうしてもやりたい役だったため、自らマネジャーと何回もミーティングをもち説得して出演にいたったという。そのベッドシーンについて「迷いがあったらダメだと思った。相手を本気で好きになるくらい撮影期間は情熱を注いだ。どう美しく切なく見せられているかを苦しいくらい考えた」と明かした。

 撮影はタイ語にも奮闘した。日本語能力に優れたイ・テガンだが、今作ではタイでの撮影に加えほとんどがタイ語のせりふ。撮影前から語学レッスンを受け毎日タイ語の音声を聞き、現地では俳優やスタッフに教わりながら“タイづけ”の日々が続いていたそう。また、日本語のわからないキャラクターを演じたイ・テガン。実際には日本語を理解できるため、相手との会話の中で“絶妙な間”を取ってしまいNGになるなど、言語面での苦労もあったのだとか。

 さらに役作りのため、撮影前からジムに通い、卵の白身や鳥のささみ、野菜、水と徹底した食事制限を行うなど、ストイックな体づくりに励んだ。“モムチャン”(=鍛え上げられた美しい体)としても有名なイ・テガンだったが、格闘シーンの撮影では、本気モードで立ち向かってくるプロに悪戦苦闘し、あざが絶えなかったというがリアルなシーンを描き出すことができ、満足気の様子だ。

 こうして苦労を経験しながら撮影した映画だけに、イ・テガンにとってターニングポイントとなる作品になったようだ。演技に対する考え方に変化が芽生え、役柄の幅を広げていきたいという意欲も増したそう。実際、OFFがわからなくなる程に役に没頭し、撮影以外でもキャラクターになりきって生活していた。泣くシーンでは、カットがかかっても泣き崩れ、監督やスタッフをも感情移入させる熱演に、現場から拍手が起こったほどだったという。それはイ・テガン自身も初めての経験だったそうで、演技においてその役柄の気持ちになることの重要さを再確認したという。

 人は誰にでも闇の部分がある…、それを異国の地で出会った男女が互いに癒し、抱え合う。イ・テガンは、いままで表に出したことのない闇を、役としてではあるが演じながら発散できたことが快感だったと話す。これまでとは違ったイ・テガンを見てもらえるだろうと自信をのぞかせた。

 そして、まもなく音楽シーンにもカムバックするイ・テガン。歌手としての爽やかなイ・テガンが“明”だとしたら、映画内での彼は“暗”であると表現。明と暗を比較しながら、映画では“暗の中にある希望”も感じとってほしい、と語った。

 なお、イ・テガンは来る7月6日(土)表参道GROUNDにて、「文化放送「K-POP COUNTDOWN」 Presents テガン Live ~DEBUT~」を開催する。まずは“歌手イ・テガン”をチェックしてみてはいかがだろうか。チケットはローソンチケットにて好評発売中。

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