ロイ・キム
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韓国Mnetのオーディション番組「スーパースターK4」の優勝者で歌手のロイ・キムが手掛けた曲「春春春」が盗作疑惑に巻き込まれている。

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 ロイ・キムがことし4月に発表した初のシングル「春春春」が、インディーズミュージシャンであるアコースティック・レインのデビューシングル「Love is Canon」と導入部コード、メロディが似ている、と疑惑が提起されているのだ。

 この指摘に、去る15日にロイ・キムが進行するMBCラジオ「ロイ・キム、チョン・ジュンヨンの親しい友だち」掲示板には「『Love is Canon』を聴いてみてほしい」との声が相次ぎ、「ロイ・キムに真実を要求する」とのコミュニティまで登場した。

 問題は、今回の盗作疑惑が2曲の音源発表時期と著作権登録日に関して、さらなる混乱を招いているという点だ。

 オンライン上に拡散する中、盗作疑惑を加速化させた争点の曲が、分析された「Love is Canon」の原曲よりは、再び編曲されたウクレレバージョンとして「春春春」より後にリリースされた。そして、ウクレレバージョンは原曲より「春春春」とさらに似ている印象を受けるのだ。

 2曲を分析したある作曲家は「ウクレレバージョンは、原曲と異なり『春春春』と導入部コードが完全に一致している」とし「『春春春』とウクレレバージョンは、どちらが先に制作されたのか、という点を見なければならない」と指摘した。

 韓国音楽著作権協会によると「春春春」は、ロイ・キムとギタリスト兼作曲家のぺ・ヨンギョンが共同作曲し、ロイ・キムが作詞した。作品登録日は、音源発売日であることし4月22日だ。

 一方、「Love is Canon」の原曲は、昨年3月8日に音楽著作権協会へ登録された。アコースティック・レインは同年の10月、この曲をYouTubeに公開し「春春春」が発表された後の4月29日に音源としてリリース。続いて5月にはウクレレバージョンをはじめピアノバージョン、ウクレレスローバージョンを相次いで発表した。

 音楽著作権協会の関係者は16日、聯合ニュースとの電話インタビューに応じ「争点となったウクレレバージョンは『春春春』より遅い5月15日に協会へ著作権登録された」とし「協会ホームページでは、原曲の最初の登録日(昨年3月8日)だけが表示されている」と説明した。

 しかし、一部ネットユーザーは「ウクレレバージョンでなくても、『春春春』が原曲自体と似ている」と持続的に提起している。

 一方、アコースティック・レインは「盗作だ、盗作ではない、という話をしようとしているのではない」としながら「YouTubeにひとつずつIDをもって、自身の曲を必ずアップロードしてほしい。1年前に掲載したYouTube映像により、世間から注目を集めることもあり、無名アーティストにとってはよい」とし、昨年原曲をYouTubeに公開した点を強調。しかし、現在広まっている盗作問題についての立場は明かさなかった。

 これについてロイ・キムの音盤制作会社であるCJ E&M側は「『春春春』は、ロイ・キムとぺ・ヨンギョンが共同制作した楽曲であり、純粋な創作曲」とし「2人は、今回の騒動が起こる前までアコースティック・レインの名前や曲を聴いたことはなかった。近い内に正式な立場を発表する予定」と明かした。

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