【高陽聯合ニュース】韓国京畿道高陽市の崔星(チェ・ソン)市長は14日、ソウルの日本大使館を訪問し、旧日本軍の従軍慰安婦問題の解決を求める市民の署名と書簡を伝達した。
 崔市長は船越健裕・政務公使と面会し、日本政府の公式謝罪と法的賠償を求めた。
 また、「少女をだましたり強制的に拉致し軍の性奴隷にした日本軍の行為は、反人倫的な犯罪だ」と指摘した。
 これに対し船越公使は、日本大使館と日本政府は一部、誤った日本の歴史認識に対し韓国国民の懸念の声があることは承知しているとして、両国の友好関係のため努力していると答えたという。
 崔市長は慰安婦問題解決を求め2012年8月に始まった市民署名運動に賛同し、署名した市民13万人の名簿写本を手渡した。
 訪問に先立ち、崔市長は「日本政府は元慰安婦に対する責任を認め心からの謝罪と賠償をすべきだ」とする内容の糾弾声明を発表した。
 また、今月11日に87歳で亡くなった慰安婦被害者のイ・ヨンニョさんの鎮魂祭に出席した。鎮魂祭はソウル市の光化門広場一帯で高陽文化院主催で行われた。
 イ・ヨンニョさんは16歳のときにビルマ(現ミャンマー)に動員され、国際社会に慰安婦問題を広める活動の先頭に立ってきた。

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