それによると、S-LCDは忠清南道牙山市にある湯井団地内の薄膜トランジスタ(TFT)液晶パネル第7世代製造ライン近くに、来年までに総額19億ドルを投じ第8世代ラインの工場を設立する。忠清南道と牙山市は、湯井クリスタルバレーを最先端LCDクラスターに育成するため、湯井付近に協力メーカーの集積化団地を造成するとともに世界最大規模のLCDクラスターに指定する。また、地方道路の早期建設、道路の拡大、アパート3700戸建設、工業用水の確保、環境基礎施設の建設などに伴う支援も行う。このほか、韓国ディスプレー産業の競争力強化を目指し「クリスタルバレーコンファレンス」を世界トップレベルの国際大会格上げを目指し努力する方針だ。
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S-LCDの新規ラインが建設されれば、2008年ベースで売上高2兆2000億ウォン、輸出額11億ドル、生産誘発効果7142億ウォン、直接雇用効果約1000人、雇用波及効果1万8180人の経済的波及効果とともに2011年には国税など約142億ウォンの税収効果も期待される。
李知事は、湯井クリスタルバレーは単なる工業団地ではなく、「生産や教育、環境にやさしい居住機能も備えた21世紀大韓民国の新たな国の富を創出する世界最先端のLCDクラスターになる」と期待を示した。
この協定は、先月29日に行われた李知事とサムスン電子の尹鍾竜(ユン・ジョンヨン)副会長との会談で合意された。これで忠清南道は、4大戦略産業の一環であるディスプレー産業に一層拍車をかけることになった。
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