「温熱疾患者」に応急措置を行う救急隊員(提供写真)=(聯合ニュース)
「温熱疾患者」に応急措置を行う救急隊員(提供写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】今夏、ソウルで最低気温が25度以上の熱帯夜が22日あり、過去最多だった1994年(36日)に次ぐ水準になっている。寝苦しい夜が続く中、熟眠できずに翌朝に虚脱状態に陥るなどの「温熱疾患者」が続出している。ソウル市消防災難本部によると、今年初めて猛暑注意報が発令された6月29日から今月21日まで(14日間発令)、市内で計355人の温熱疾患者が発生した。
 猛暑注意報が16日間出された昨年の210人に比べ約69%増えた。同本部関係者は「最も暑い正午から午後2時の間に患者が多いと思われがちだが、熱帯夜で睡眠をとれずに疲労がたまり、翌朝に倒れるケースが増えている」と説明した。
 症状別では目まいなどを伴う虚脱状態が301人、嘔吐(おうと)・けいれんなどの症状が出る熱射病が50人、失神が3人などだった。286人はその場で手当てを受けて好転したが、69人は病院に運ばれ治療を受けた。

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